10年前と比較して見えてくるテレビゲームのイラストの現在のトレンドは?

テレビゲームの人気を決める要素の中で重要な要素の一つがイラストで、10年も経つと人気のイラストの傾向が変わってきます。10年前の2000年代に流行っていた人気のテレビゲームのイラストと2010年代に人気のあるゲームのイラストを比較検討して、現在のトレンドについて考えていきます。

◇テレビゲームのイラストのトレンドは、その時代のファッションや人気アニメの画風などのトレンドに左右される事について。

初めにイラストで最も人気が作用される恋愛シュミレーションゲームや恋愛アドベンチャーゲームなどの女性ヒロインの絵柄で比較して、2010年代のテレビゲームの女性キャラの顔のトレンドを探っていきます。2000年代前後に人気があったテレビゲームの美少女キャラは、その当時のファッショントレンドの影響を受けて、目力が強調されて目のハイライトは大きくクッキリと描かれ、顔の輪郭もメリハリがあって太い線で描かれていて、鼻や口までハッキリと描かれていて、眉もかなり太めに強調されてました。2010年代に人気のあるテレビゲームの美少女キャラは、目を強調せずに目のハイライトは小さめにして、輪郭も線を細くして凹凸が少なくて、鼻や口も薄っすらとあっさい描かれ、全体的にあっさりと幼めに表現されるようになりました。テレビゲームの女性キャラの顔の違いを具体的に比較すると頬の形と瞳のハイライトの量と眉の太さと鼻や口の書き込み量の違いがあります。その事から読み取れるのは2000年代のテレビゲームの美少女キャラに求められていたのは、自己主張と明確な個性で、2010年代のテレビゲームの美少女キャラに求められているのは、キャラの自己主張や明確な個性ではなく、プレイヤーが自分でそのキャラのビジュアルの想像できる部分を残してくれるようになって、自分好みにイマジネーションできるようになったのだと思います。

◇その当時のハードのスペックによる影響も大きく受けています。

2000年前後頃から、これまでの平面的なゲームや横スクロールの2Dキャラのゲームから、リアル系の3Dキャラクターを操作するテレビゲームが主流になって行きました。だけど2000年当初はテレビゲームのハードのスペック上処理速度が遅く、細い輪郭の線や目のハイライトを抑えてしまうと、ハードで上手く表現できず人物の特定も難しい状況でした。イラストとキャラクターのギャップがありすぎるとゲームのストーリーに感情移入できないので、汚い画質でも特徴が分かりやすいように、目や鼻や口を敢て強調してキャラの判別を出来るようにしてました。2010年代のテレビゲームのスペックは格段にアップして、ポリゴンを使える量も増えて滑らかな表現ができるようになり、2000年代では再現できなかった繊細で細い線やハイライトの小さいキャラでもリアルに再現できるようになりました。

◇ゲームのイラストを製作する機器も格段に良くなった事もトレンドに影響を与えてます。

2000年前後の頃に使われていたPCや機器の性能はかなり低くて、ゲーム会社やCGなどの絵を製造するアニメーション制作会社であっても当時数千万円の高額な機材でも、10年後の家庭用の標準レベルPCにでできるより能力が劣ってました。2000年前後の技術では製作機器のスペックや機能が無くて、製作時に細かい線の繊細なキャラクターを作る事が出来ず、製作費を掛けても技術的に輪郭や目や鼻や口などがハッキリした絵しかCGなどで再現する事が出来ませんでした。2010年の現在に至るうちにPCの処理速度や画像処理速度が大幅に向上して、画像加工ソフトも改良された事によって、以前より低予算の機材で細い線などをリアルに再現できるようになりました。またソフトも改良によりイラストで作ったキャラクターをそのままゲームに取り込んで動かしたり、作った映像自体を自然に動かす事も可能になりました。

◇3D格闘ゲームのキャラクターが10年間で激的に進化しました。

3D格闘ゲームは最もイラストで描かれたキャラクターの感情移入をされやすいジャンルで、10年前と明らかに変わりました。2000年前後の頃の3D格闘ゲームのキャラクターは、その当時に売られていたテレビゲームのハードの影響や製作ツールの制約をもろに受けて、少ないポリゴンで上手く表現するために、無駄に凹凸が無くて平面的に描かれたキャラクターが多く、どちらかというと衣装もシンプルで情報量の少ないキャラが多かったです。2010年代になってテレビゲームのハード面も製作ツールの面も両方向上した事により、より立体的で無駄に凸凹したド派手な衣装や、スタイルが強調されたキャラクターが増えて、恋愛シュミレーションや恋愛アドベンチャーのようなギャルゲーと違って、自己主張の多い個性的なキャラが増加しました。3D格闘ゲームに関してのトレンドは2010年代になってから個性的でド派手になりました。

◇現在のトレンドは10年前と違って何でも表現できるようになってクリエーターの自由度が上がった。

TVゲームのハードの性能向上と、ゲームの映像を作る機器やツールの向上で、クリエーターが作りたい映像を自由に作れるようになりました。